豚バラともやしあっさりごま冷やし中華、【麻子仁丸】 [日記]
●2009年6月29日(月)/晩ごはん
さすがに土日ゴロゴロしていたせいで、
週明けいきなりカラダが重いです…(汗)。
出社してもずっと座ったままPC画面くらいつきで、
帰りの通勤路をペースダウンして歩き通しました(約5km)が、
そもそも妊娠前からすでにこの距離は私にとって
もはや何の負荷にもなっておらず、
このままだと北京ダック妊婦道まっしぐら、です(ヤだよそんなの)。。。
・豚バラともやしあっさりごま冷やし中華
・アスパラ、セロリ、トマトサラダ
・豚キムチ鍋
・黒豆
・豚バラともやしあっさりごま冷やし中華
フライパンにお湯を沸かし、生姜スライス、紹興酒、
セロリの葉を入れて香りを出したところに、
薄切りした豚バラ肉を入れて色が変わりかけたところで
ひげを取ったもやし、薄切りきゅうりを加えてざっと湯通し。
粗熱をとったら、別途茹でた冷やし中華麺にのせて
付属のごまだれに胡麻だれソース、ひねりごま、トマトを
トッピングしました。
カラダ重いと嘆くくせに、夫が買ってきてくれた
巨大な豚バラ塊をなんとか使わなくてはと焦る私…。
サラダにしたアスパラとセロリもそれぞれ、
ざっと湯通ししています。
いずれも便秘対策にと繊維質の多いものを摂っているんですが、
この1週間ほど、ツライお腹の張りに困っています…。
便秘に悩む妊婦さんは多いってよく聞きますが、
自分もその仲間入りするとは…○| ̄|_
でも通常の西洋医でもらう便秘薬のMg(マグネシウム)は
あくまでも対処療法なので基本飲みたくない(というか効かない)し、
中医学(漢方)では証型別にさまざまな瀉下薬があるのですが、
よく市販されている“漢方処方便秘薬”などとうたわれているものには
大黄(ダイオウ)やセンナなど、妊婦には避けたほうがいいものも多く、
ちょっと要注意です。
中医学では、気や血が不足していても便秘の原因と考えます。
(「便秘」の病因だけで、めちゃめちゃパターンがありますw)
一方で食材や生薬についても、例えば「はちみつ」は補気潤腸の
効果があるので気虚便秘にはよいですが、逆に実証(食べすぎなど)
の際には摂るとよくないとされていて、“誰にも効く”クスリはないのです。。。
女性の慢性便秘に長期服用可として有名なのが、
【麻子仁丸(ましにんがん)】です。
組成は、麻子仁、杏仁、大黄、枳実、厚朴、芍薬(白芍)、白蜜。
うち{大黄、枳実、厚朴}=【小承気湯(しょうじょうきとう)】でもあります。
「仁」は植物の種子(の核)のことを指し、油分によって腸内を滑らかに
させる働きがあります(滑腸)。
枳実は滞った気のめぐりをよくし、厚朴も行気と健胃の働きがあります。
【小承気湯】に芒硝(ぼうしょう:硫酸ナトリウムのこと)を加えると
【大承気湯】という“便秘一発解消!”な強力瀉下剤になりますが、
食積・食滞(食べすぎによる消化不良などで胃腸に食べカスがつまり、
ひどくなると熱を帯びてくる)などで火急を要するときや、
筋骨隆々で屈強な体格の青年男性などでないかぎり、おすすめできません。
瀉下するのって簡単なのですが、それとともに気や津液も失うため
その後の体力回復にエネルギーが必要なのです。。。
それに対して【麻子仁丸】のほうは同じ便秘薬でも潤下剤といって
おだやかな効き目のため(大黄も使っていますがメインではなく用量も
少ない)、また「腸のぜん動自体を活性化させる」ため、
長期間、慢性便秘に苦しんでいる女性には向いているとされています。
…と、ここまで分かっていながら手を出さないのは、
生薬の中でも『妊婦慎用/忌(禁)用』とされる生薬の類があるから。
上記の中では大黄、枳実がそれにあたります。
大黄は附子(ぶし:トリカブトのこと)と“二大将軍”と例えられるほどの
強力パワーがあり、枳実は行気の作用が一段と強い破気の作用あり。
どちらも妊娠中のデリケートな時期には慎用、つまり避けたほうが賢明です。
おっと、自らのベンピ告白でつい、力んで書いてしまいました…。
ちょうどよいので、次回は『妊婦慎用/忌(禁)用』 の生薬について
ご紹介したいと思います。
いかんいかん、back to workぢゃ…(笑)
さすがに土日ゴロゴロしていたせいで、
週明けいきなりカラダが重いです…(汗)。
出社してもずっと座ったままPC画面くらいつきで、
帰りの通勤路をペースダウンして歩き通しました(約5km)が、
そもそも妊娠前からすでにこの距離は私にとって
もはや何の負荷にもなっておらず、
このままだと北京ダック妊婦道まっしぐら、です(ヤだよそんなの)。。。
・豚バラともやしあっさりごま冷やし中華
・アスパラ、セロリ、トマトサラダ
・豚キムチ鍋
・黒豆
・豚バラともやしあっさりごま冷やし中華
フライパンにお湯を沸かし、生姜スライス、紹興酒、
セロリの葉を入れて香りを出したところに、
薄切りした豚バラ肉を入れて色が変わりかけたところで
ひげを取ったもやし、薄切りきゅうりを加えてざっと湯通し。
粗熱をとったら、別途茹でた冷やし中華麺にのせて
付属のごまだれに胡麻だれソース、ひねりごま、トマトを
トッピングしました。
カラダ重いと嘆くくせに、夫が買ってきてくれた
巨大な豚バラ塊をなんとか使わなくてはと焦る私…。
サラダにしたアスパラとセロリもそれぞれ、
ざっと湯通ししています。
いずれも便秘対策にと繊維質の多いものを摂っているんですが、
この1週間ほど、ツライお腹の張りに困っています…。
便秘に悩む妊婦さんは多いってよく聞きますが、
自分もその仲間入りするとは…○| ̄|_
でも通常の西洋医でもらう便秘薬のMg(マグネシウム)は
あくまでも対処療法なので基本飲みたくない(というか効かない)し、
中医学(漢方)では証型別にさまざまな瀉下薬があるのですが、
よく市販されている“漢方処方便秘薬”などとうたわれているものには
大黄(ダイオウ)やセンナなど、妊婦には避けたほうがいいものも多く、
ちょっと要注意です。
中医学では、気や血が不足していても便秘の原因と考えます。
(「便秘」の病因だけで、めちゃめちゃパターンがありますw)
一方で食材や生薬についても、例えば「はちみつ」は補気潤腸の
効果があるので気虚便秘にはよいですが、逆に実証(食べすぎなど)
の際には摂るとよくないとされていて、“誰にも効く”クスリはないのです。。。
女性の慢性便秘に長期服用可として有名なのが、
【麻子仁丸(ましにんがん)】です。
組成は、麻子仁、杏仁、大黄、枳実、厚朴、芍薬(白芍)、白蜜。
うち{大黄、枳実、厚朴}=【小承気湯(しょうじょうきとう)】でもあります。
「仁」は植物の種子(の核)のことを指し、油分によって腸内を滑らかに
させる働きがあります(滑腸)。
枳実は滞った気のめぐりをよくし、厚朴も行気と健胃の働きがあります。
【小承気湯】に芒硝(ぼうしょう:硫酸ナトリウムのこと)を加えると
【大承気湯】という“便秘一発解消!”な強力瀉下剤になりますが、
食積・食滞(食べすぎによる消化不良などで胃腸に食べカスがつまり、
ひどくなると熱を帯びてくる)などで火急を要するときや、
筋骨隆々で屈強な体格の青年男性などでないかぎり、おすすめできません。
瀉下するのって簡単なのですが、それとともに気や津液も失うため
その後の体力回復にエネルギーが必要なのです。。。
それに対して【麻子仁丸】のほうは同じ便秘薬でも潤下剤といって
おだやかな効き目のため(大黄も使っていますがメインではなく用量も
少ない)、また「腸のぜん動自体を活性化させる」ため、
長期間、慢性便秘に苦しんでいる女性には向いているとされています。
…と、ここまで分かっていながら手を出さないのは、
生薬の中でも『妊婦慎用/忌(禁)用』とされる生薬の類があるから。
上記の中では大黄、枳実がそれにあたります。
大黄は附子(ぶし:トリカブトのこと)と“二大将軍”と例えられるほどの
強力パワーがあり、枳実は行気の作用が一段と強い破気の作用あり。
どちらも妊娠中のデリケートな時期には慎用、つまり避けたほうが賢明です。
おっと、自らのベンピ告白でつい、力んで書いてしまいました…。
ちょうどよいので、次回は『妊婦慎用/忌(禁)用』 の生薬について
ご紹介したいと思います。
いかんいかん、back to workぢゃ…(笑)
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