鶏の香草オーブン焼、小松菜おひたし

2009年5月5日（火）／昼ごはん

今日は毎年恒例、夫の友人を招いての自宅飲み会でした。
お客様は総勢９名。

日頃我が家で食べ慣れているメニューから
酒飲みウケするものをピックアップ、
昼から日付が変わる頃まで延々飲み食いする会です。

写真を撮り忘れたもの続出ですが、全部で２０品お出ししました。


・大根の葉とベーコン鷹の爪炒め
　葉付き大根の葉っぱと厚めにむいた皮を、オリーブ油で鷹の爪と
　ベーコンを炒め旨味を出してから投入、酒としょうゆで味付けました。


・小松菜おひたし
　さっと湯がいて冷水にとり、根元を落としてしょうゆを数滴たらして
　水気を絞り、すり胡麻だれとおかかポン酢の２種で。

【小松菜】…〔---〕※
　　　　　　　養陰清熱

　小松菜は江戸野菜のため、中国の薬膳学教科書に載っていない
　のですが（汗）、薬膳学科の卒業試験ではこの小松菜の汁を絞り
　生のままさとうで味を調えた「小松菜飲」が、胃・十二指腸潰瘍の
　弁証施膳（症状に合わせた薬膳を考えること）課題として出題されました。
　
　疲れやストレスなどによる上腹部の痛みや吐き気、げっぷなどに
　健脾養胃（胃の消化作用を高める）、清熱生津（体の内熱を下げ、
　からだを潤す）の働きがあるため、飲み会スターターに出しました。


・自家製らっきょう（ふつう味、たまり漬風）
　ちょうど１年前に漬けました。

【らっきょう】…〔辛、苦、温／肺、胃、大腸経〕
　　　　　　　　通陽散結、行気導滞

　らっきょうは中医学（漢方）で薤白（がいはく）といい、
　体内の陽気をめぐらせ特に心筋梗塞の予防などに
　効果があるとされています。
　成人男性、とりわけ酒飲みメタボ予備軍には１日数粒を
　食すとよいそうです。


・がんもどき含め煮
　干ししいたけの戻し汁で、がんもどき、こんにゃく、人参、
　れんこん、干ししいたけを酒、しょうゆ、みりん、さとうで煮て
　塩茹でした絹さやを散らしました。


・鶏の香草オーブン焼
　耐熱皿にセロリの葉と茎、マッシュルーム、ズッキーニを
　敷き詰め、塩こしょうした手羽中をのせて少しのオリーブ油を
　かけてオーブンで２０分焼き、鶏を裏返して赤パプリカを散らし
　さらに２０分焼きました。

【鶏肉】…〔甘、温／脾、胃経〕
　　　　　　温中益気、補精填髄

　虚弱体質や疲労、産後の養生や母乳不足などによく、
　胃腸機能低下による食欲不振や下痢、むくみ、頻尿、
　月経の異常出血過多や帯下（おりもの）過多などに効果あり。

　薬膳で使う際は、手羽中などの骨付きぶつ切り状態のものが
　効果が高いとされて好まれます。

その他、予め連休中に仕込んでおいた塩漬け豚（葱、生姜、紹興酒で
きつめに塩した豚バラ肉を漬け込んでおきました）の蒸し物や、
夫の郷土料理である「孟宗汁」（筍と厚揚げ、しいたけを酒粕と味噌で
煮たもの）、ちりめんじゃことしそ、生姜、みょうが、ごまを寿司酢で合わせた
ごはんなどなど、どれも卓上に出しては皆のお腹に消えていきました。

いつも翌日、全身筋肉痛になるので、今年は大事をとって
台所にピアノいすを持ち込み、オーブンやガスの火加減を見るついでに
こまめに休憩しながら裏方担当を無事こなせました。

お客様が帰った後の即効後片付け、そうじも気力でこなし、
ここ最近ヒットの黒ごまきなこを入れたホットミルクでひと息ついたら
お腹がぽこ♪・・・がんばってくれてありがとうね♪♪

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